注意欠如多動症(ADHD)中核症状の緩和に 効果的な認知行動療法の技法を発見

福井⼤学⼦どものこころの発達研究センター情動認知発達研究部⾨ 濱⾕沙世助教、⽔野賀史准教授、鹿児島大学病院 松本一記研究准教授、専修大学人間科学部 国里愛彦教授らの研究チームは、システマティック・レビュー注1)により検出された全世界43件のランダム化比較試験注2)から抽出したデータを、コンポーネント・ネットワーク・メタアナリシス注3)と呼ぶエビデンス統合のための統計解析手法を用いて、注意欠如多動症(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder, ADHD)注4)の中核症状である不注意症状と多動性/衝動性症状を緩和させる認知行動療法注5)の技法を、世界で初めて明らかにしました。
本研究成果により、ADHDを持つ方に最適な治療法の提案と、新規治療開発が進むことが期待できます。この研究は、2024年12月27日に国際学術誌BMJ Mental Health(formerly Evidence-Based Mental Health)(Impact Factor 6.6, SciMago Journal Rank 1.912)に公開されました。

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